6月の限定豆
今年も半年が過ぎようとしていますね。
六月は梅雨時期でジメジメして嫌になりますが、晴耕雨読ということで自然に逆らわず、雨の日は雨の日で読書や音楽などをゆったり楽しんでみてはいかがでしょうか。
そんなゆったりタイムに一緒に楽しむコーヒーをご紹介します。
コスタリカ ロザリア農園 カツーラ ハニー
コスタリカ共和国は中央アメリカの南部に位置しており、太平洋とカリブ海に面しています。人口は499万人、国土は5万㎢で四国と九州を合わせたくらいの面積です。
コスタリカという国名は「豊かな海岸」という意味のスペイン語から名付けられました。この地に上陸したスペイン人が遭遇した現地人が、金細工の装飾品を身につけていたことからこの名前がついたそうです。
地球上すべての生物種のうち5%が生息すると言われ、「環境保護先進国」として名高く。国立公園・自然保護区の総面積は全国土の1/4を超えます。
標高2,000mを超える山々や雨の多い熱帯性気候、火山灰地質といったコーヒー栽培に適した環境が整っています。
コスタリカにおけるコーヒーはバナナ、サトウキビ、パイナップルなどに並ぶ主要な輸出品であり、現在は8万件ものコーヒー栽培農家が存在しているといわれています。
コスタリカ政府はアラビカ種(高品種)以外のコーヒーの生産を禁止する法律を1988年に制定し生産体制を整え、コスタリカで栽培されるコーヒー豆の50%以上はスペシャルティコーヒーとして取引されており、その生産処理の精度は他の生産国をけん引するほどの高さだといわれています。
ロザリア農園はコスタリカ中央部カルタゴのトレスリオスにある、1888年創業の歴史ある老舗農園です。
農園名のロザリアは、初代テオドシオ・カストロ氏最愛の妻ロザリアの名前から命名。妻ロザリアが亡くなるその日まで深く愛し続けていテオドシオは、いつも彼女を感じられるように農園名としました。
コスタリカのコーヒー栽培農家の9割ほどが5ヘクタール未満の小規模農園です。
ロザリア農園は総面積2ヘクタールの非常に小さな農園で、年間約120袋の収穫量。
しかし、小規模だからこそコーヒー豆一粒一粒を丁寧に扱うことができ、それによって質の良い生豆を生産することができます。
商品名のカツーラ ハニーの「カツーラ」は品種名で、ブラジル・ミナスジェライス州のコーヒー農園で1910年代後半に発見されたブルボンの突然変異種です。
「ハニー」は、精製方法のハニープロセスという、ウォッシュド(水洗式)とナチュラル(乾式)の中間の精製法で、果肉を取り除いた後にミューシレージと呼ばれる粘液質を残した状態でゆっくりと乾燥させたもの。
そのため、コーヒーの果肉の甘さや風味がコーヒーの種に移り、コーヒーとしては甘さやコク、複雑さが増します。
ハニープロセスの「ハニー」は、ミューシレージをスペイン語に訳した時「ミエル(Miel)」となり、スペイン語では「ハチミツ」の意味も持ちあわせているため、再度スペイン語から英語に訳した際に「ハニー」になったといわれています。※諸説あり
ハニープロセスは比較的最近開発された精製方法で、今でも色々な試行錯誤がされており、新しい独特なコーヒーを作り出そうとしています。
焙煎度合や淹れ方でも味の違いを楽しめるので、この限定豆であなただけの味わいを見つけてみてはいかがでしょうか。
*商品一覧に載っているカツーラハニーはエレ農園産で只今売り切れ中。
コスタリカ
ロザリア農園 カツーラハニー
生豆時 200g ¥990
*焙煎すると15~20%重量が減り、160g~170g程になります。
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