希少コーヒー豆、コピ・ルアック入荷
桜もあっという間に散り、気付けば4月も間もなく終わり、新緑の季節になりますね。
本来であればゴールデン・ウィークに突入し多くの方が長期休みを利用しての旅行や、イベントなど予定を組まれていたはず。
しかし、地域によって緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置などで去年に引き続き今年も自粛しなければいけない状態に。
そこで、今回、空いてしまった時間を少しでも楽しく過ごせるようなお話を出来ればと記事を書かせて頂きました。
この記事を読んだら飲みたくなる?飲みたくなくなる?
タイトルにあるコピ・ルアックという豆ご存知でしょうか。私はテレビのクイズ番組でその存在を知りました。先ずは大まかな説明だけ。
『インドネシアに生息している野生のジャコウネコが、コーヒーの実を食べ排泄したフンから未消化のコーヒーの実を採取して精製したコーヒー豆がコピルアックです。』
これだけ聞くとえっ⁈、と身構えてしまいますよね。
もう少し詳しく説明しますのでまだ結論は出さないで下さい。
ジャコウネココーヒー
インドネシア語でコピはコーヒー、ルアックはジャコウネコのことをいいます。
なのでコピルアックは直訳するとジャコウネココーヒーです。
ジャコウネコ(ネコと付いているけどマングースなどに近いらしいです)はとても美食家で完熟したコーヒーの実を選んで食べます。コーヒーの実は外側から外皮、果肉、パーチメント、シルバースキン、生豆(種)で構成され、ジャコウネコが食べるのは果肉まで。
パーチメントという殻に覆われたまま、腸内まで運ばれ消化酵素や腸内細菌による発酵によって、カフェインの減少や独特の香味が加わるなどの変化が起こるといわれています。
排泄後、パーチメントに覆われたままの実を採取し、しっかりと水洗い、乾燥させ、パーチメントから豆を取り出して精製完了です。
豆自体、排泄物とは直接触れていませんので衛生面で問題ありません。
疑うわけではないですが、気になったので実際に生豆の匂いを嗅がせて貰いましたが、他の生豆と変わらない匂いでした。
なぜ?世界一高価なコーヒー豆
世界的に高値で取引されるため、現地ではジャコウネコを檻に閉じ込め、コーヒーの実だけを与えて人工的にコピルアックを作るという生産者も現れ問題になっているようです。
焙煎豆10g500円と他の商品と比べるとお値段が高く感じるかも知れませんが、高品質のコピルアックが1000円以下で一杯飲めると思えばお買い得ではないでしょうか。
色々と書きましたが・・・
テレビやネットではインパクトのある精製方法ばかりが取り上げられてしまいますが、詳しく知ってみると珍品としてだけでなく、丹念に作られた希少なコーヒー豆であることが分かります。
コーヒーには色々な背景や歴史があり調べるととても興味深く、見方や味わい方が変わると思います。そういったところもコーヒーの楽しみ方の一つです。
知的好奇心を満たしながら、生命の神秘を感じられるこのコピ・ルアックを、空いてしまった時間を利用してじっくりと味わってみてはいかがでしょうか。
コピ・ルアック
*お値段は10g表記ですが、注文がある程度まとまってからの焙煎になります。お手数ですがご注文の際はお電話、もしくは店舗スタッフまでお問い合わせ下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。良いコーヒーライフを。
珈琲豆処ブラウンチップ
◇平店 TEL 0246-29-3639
◇錦店 TEL 0246-77-1414
営業時間 10:00~18:00
定休日:水曜日
焙煎には20分程度お時間を要します。
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